Revitの転ばぬ先の杖

Revitでつまづいてしまう前に。中小企業向けのRevitガイドです。

積算費用のコスパアップ Revit-Helios(積算ソフト)連携

先日Heliosの営業の方から話を伺う機会がありました。

RevitからHeliosへ、手入力ほぼなしでデータを受け渡しをしてくれる優れた効率アップ機能です。数は限られていますが最近の積算事務所はRevitを導入し、モデルデータを受け取り、加工してヘリオスに取り込んでいるところが増えているそうです。ならば発注者側でRevit-Heliosの中間ソフトを作成できれば、発注先の選択肢が広がり、価格競争によりコスパがよくなるのではないでしょうか。また、最初からHelios連携しやすいモデルデータを作成すれば変更の度にRevitに不慣れな積算事務所側でモデルデータを加工する必要がなくなります。

 

1,試しにHeliosとRevitの中間ソフトを作ってHeliosで読み込んでみる。

これはほぼ不可能です。ヘリオスはRevitよりもはるかに高価なソフトです。Heliosリンクはフリーソフトですが、動かすにはマスターファイルとマッピングファイルが必要です。つまりHeliosが必要です。連携検証のためにヘリオスを購入するのは難しいでしょう。

2、積算事務所と密に打ち合わせをしてモデルの作成方法を協議していく

設計側はHeliosに関してわからず、積算側はモデリングに関してわからず。そもそもお互いが勉強しあって意思疎通できるようになるのが大変です。かなりの手間がかかることが予想されますが効率アップには投資が必要です。

3、Heliosリンクのヘルプを読む

Heliosリンクのヘルプにはマニュアルが入っています。モデリングを行う上での最低限のルールが記載されています。モデリングを行う上でも適切なことが記入されていますので、さらっと一読するだけでも利点があります。

 

まとめ

1.効率的なHelios連携は適切なモデル作成から

2.積算事務所と情報交換すると相互利益

3.オブジェクトの配置レベルは適切に