Revitの転ばぬ先の杖

Revitでつまづいてしまう前に。中小企業向けのRevitガイドです。

パラメータは共通化が大事

Revitファミリのパラメータがあります。

例えばDWHの寸法パラメータを設定するとき、パラメータの名前は[D]でも[奥行]でも[A]でもファミリの挙動が変わるわけではありません。

なら、どんな名前をつけてもいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、共通化させてください。そしてできれば社内で共通化させるのではなく例えばBooT.oneの共有パラメータを使ってください。

 

何故か?

 

Revitのデータは一つのデータをプロジェクトに関わる人全員が利用します。同じ内容を指すパラメータがファミリ毎に違っていたら、利用する人全員がファミリの編集に入って、このパラメータはどこにあたるのか調べる手間が発生します。一人一人の手間は大したことありませんが、プロジェクトが大きくなるほど関わる人は増え、無駄手間の損失は大きくなります。見てわかるようにするために、パラメータの名前の共通化は大事なのです。

 

データ操作上の問題もあります。

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上記のデータの物品の総額はいくらか?

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パラメータIDが共有されている限りカテゴリが違っていても計算できます。

しかし、もしパラメータIDが違っていれば

 

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上記のように集計表の列数が増える上に合計価格が合算できません。

 

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使えないRevitを脱却して使えるRevit(データサーバ)となるためにパラメータの共通化は必至です。

 

まとめ

1,ではどこのパラメータで共通化するのか?それが問題です

2,一応、日本ではRUGに合わせるのが良いかと

3,Revit自身も変に増改築を繰り返したソフトなのでデフォルトパラメータが良いとは限りません