Revitの転ばぬ先の杖

Revitでつまづいてしまう前に。中小企業向けのRevitガイドです。

ビュー転送で一般注釈が増えました

挿入タブ>読込>ファイル挿入▼>ビュー挿入コマンドがあります

他のプロジェクトで作成した2D情報を取り込む際にとても便利ですが

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時々このような警告が表示されることがあります。

この警告が表示されるとなにが起こっているのか?

 

 

大体の場合は、同じ名前の一般注釈に枝番が自動で付与されて別の

ファミリとなって読み込まれています。

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どうしてこのようなことが起きるのか?

これはRevitの親切機能の一つで、「同じ名前ではあるものの、これとこれは完全一致ではないから上書きしないほうが良いよね」

と思って別ファミリとしてくれるのです。

今回のファミリは

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番号と名前がインスタンスプロパティにあるファミリですが

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片方は名前の前に点があり、もう片方はありません。

この違いによってビューを読み込んだ際に別ファミリとして挿入されます。このファミリを統合するためにタイプセレクタからレシピエント側の一般注釈ファミリに入れ替えると情報が消えてしまいます。これは一般注釈に限りません。

この対処に関しては次回に続きます

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まとめ

・一般注釈で枝番ができているときはだれかが元のファミリを改造しています

・なるべくファミリは改造しないでください

・どうしても表現を調整したい場合はその旨を申し送りしてください