Revitの転ばぬ先の杖

Revitでつまづいてしまう前に。中小企業向けのRevitガイドです。

DWGを取り込んだ時縮尺が合わない時の簡単な解決法

Revitでファミリを作成する時、DWGオブジェクトを取り込んで参考にすることはよくあると思います。

そして、取り込んだオブジェクトの縮尺が合わない!

ということもよくあると思います。

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これはモルティーニという家具メーカからDLしたDWGです。

Molteni&C | Designer furniture made in Italy

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Revitに取り込んでみると、スケールが合いません。

もちろん拡大縮小を使って求める大きさに修正することもできますが

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DWGをRevit上で分解して扱いやすくしようとすると

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往々にして文字が変な場所に行ってしまいます。

そのため、カスタムで読み込んで大体このサイズだろうという数値をいれていくのですが、面倒です。

 

もっと簡単な方法としてブロック書き出しを使う方法があります。

AutoCad上でRevitに取り込みたい用をを選択し、[WBROCK]

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この時、挿入単位を聞かれます

Revit側で扱える単位は以下の通りですので、

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いずれかを選択して、書き出し→Revitで同じ単位を選択して読み込みます

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最初から適切なサイズでRevitに取り込まれます

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まとめ

1,Autodeskはアメリカの会社です

2,アメリカはヤードポンド法を捨ててくれそうにありません。

3,一応図面ごとヤードポンド→メートルに変換する方法もあります、けど面倒見たいです。

AutoCAD で作図単位を変更または変換する方法 | AutoCAD | Autodesk Knowledge Network