ビュー転送で増えてしまった一般注釈ファミリを統合する
ビューの挿入を利用した際に同じ一般注釈のはずなのに枝番がついてしまって違うファミリになってしまうことがあります。
これは同じ名前とパラメータを持つ一般注釈であっても、少しでも違う箇所があるとRevitが気を利かせて上書きしないように別の名前で保存してくれるためです。
今回のファミリは同じパラメータを持ちますが見た目が少し違っています。
これを一般的な方法でファミリを入れ替えると
インスタンスプロパティの情報がすべて消えてしまいます。
ファミリのデフォルトの情報に上書きされてしまいます。
では、すでに分かれてしまったファミリを情報を保ったまま統合するにはどうすればよいのでしょうか?
Ruts(応用技術株式会社アドイン)を利用します。
2019年版まではRUGからフリーでダウンロードできます。
Rutsのエクセル出力機能のエクスポート拡張版を使います。
ファミリを入れ替える前にRutsで該当するプロパティをエクセル出力しておきます。
ファミリを入れ替えた後、同じ作業を行います。そうしてできたエクセルファイルで
入れ替え前から入れ替え後にセルをコピーします
入れ替え前 枝番のついたファミリです
入れ替え後 ファミリが入れ替え前と違います
その後、Rutsのインポートを使い、入れ替え後のエクセルから情報をRevitに上書きします
一番左側のオブジェクト固有番号はRevitはファミリを入替えても変わらないため一度情報を逃がしておいてファミリを変更してから戻す、ということが可能になっています。
まとめ
1、なるべく一般注釈ファミリは修正しないでください
2、けど、一般注釈ファミリが増えてしまっていも挽回方法はあります
3、情報管理はエクセルを併用するとやりやすいです