Revitの転ばぬ先の杖

Revitでつまづいてしまう前に。中小企業向けのRevitガイドです。

キーノートというプロパティ

床ファミリにも家具ファミリにもマテリアルにも存在するキーノートという謎のプロパティ。実は便利なプロパティなんです。

 

・キーノートって何?

分類分けの方法のひとつで、[キーノートテーブル(分類項目一覧表)]で項目が決められています。

・キーノートの使い方

1、[項目一覧表(キーノートテーブル)]をプロジェクトにロードする。

オートデスクが用意してくれているキーノートテーブルがありますので試しにロードしてみましょう。Cドライブの中を[RevitKeynotes]というキーワードで検索すると出てくると思います。[注釈タブ][タグカテゴリ][キーノート▼][キーノート作成設定]を開きファイルのあったフォルダを選択してキーノートテーブルを読み込みます。

2、キーノートタグをロードする

Cドライブの中を[キーノートタグ]で検索するとあります。自作する時は[キー値]と[キーノートテキスト]を表示できるように作成してください。

3、キーノートを貼り付ける。

[注釈タブ][タグカテゴリ][キーノート▼]を開きます。

[要素キーノート][マテリアルキーノート][ユーザーキーノート]どれでも構いませんが起動して何か要素を選択します。

キーノートタグが配置されますので一度クリック、もう一度クリックします。

一覧表が開きますので選択します。

これで分類項目が貼りつきました。キーノートタグはなぜかこのキーノートコマンドかコピペでないと配置できません。しかも同じタグなのに[要素][ユーザ][マテリアル]は後から変更できません。

 

キーノートテーブル

分類目一覧表で、番号の後ろのキーノートテキストを書き換えて再度ロードするとキーノートテキストが上書きされます。自作して保存は必ずUnicodeテキストで保存してください。

 

・[要素][マテリアル][ユーザ]の違い

[要素キーノート]はファミリの[キーノートプロパティ]に入っています。

[マテリアルキーノート]はマテリアルの[キーノートプロパティ]に入っています。

[ユーザーキーノート]は2Dの存在で一方通行で要素に関連付けられてはいますが、ユーザーキーノートは要素にもマテリアルにも無視されています。2Dスタンプみたいなものです。

まとめ

・キーノートは実は便利な機能です。

・キーボードテーブルで一括管理できます。

・[要素]と[マテリアル]と[ユーザ]を使い分けできますがプロパティは一つだけです。