Revitの転ばぬ先の杖

Revitでつまづいてしまう前に。中小企業向けのRevitガイドです。

Autodeskの定額制クラウドサービス BIM360

BIM360はクラウドサービス

言葉はよく聞きますが、内容がさっぱりわかりませんよね。

クラウドサービスとは、概念的に言うと、クラウドサービス提供会社が持っているスーパーコンピューターをいつでもどこでも会社のパソコンのように利用するサービスの事です。

オートデスク社が推奨するBIM360。大まかに機能制限版のBIM360DocsとBIM360Designの二種類があります。違いは何なのでしょうか?

 

・実はどっちも同じです

BIM360Design(上級権限)とBIM360Docs(一般権限)、どちらも大して変わりません。オートデスクが提供するワンドライブやグーグルドライブみたいなものです。

関係者が複数の会社にまたがっていても、地球の反対側にいてもユーザー名とパスワードを使えばBIM360を使って全員ががまるで一つの事務所内にいるように作業を行う事ができるようになります。

サーバー上に(BIM360君というガードマン付きの専用事務所)を作りそこにみんなで使う仕事用の資料を保管します。上級権限の人も一般権限の人も使う事務所は同じです。

ただ、同じといわれても、値段と名前違います。どういうことでしょうか。

 

・権限の違い。

BIM360Docs(一般権限)はサーバー上の資料をインターネット上で閲覧やダウンドードできます。指摘事項の書き込み等簡単な操作ができます。

事務所内に立ち入ることができ、資料を閲覧室利用かコピーして持ち出せる状態です。

持ち帰って加工したデータを再度保存するときは関係者全員に声をかけてください。

BIM360Design(上級権限)は、サーバー上の資料を自在に編集できます。

ユーザー名とパスワードを使ってログインするとそのBIM360と自分のPCが特別な専用回路で繋がり、専用回路を通してBIM360を自分の手元にあるように扱えます。

事務所内にデスクを用意されていて、そこで作業を行う事ができる状態です

 

・権限を割り振るのは誰か?

BIM360の利用料を支払うと会社アカウント(専用事務所)を作成する権利が無料でもらえます。

この会社アカウント管理者(総括さん)がチームアカウント(プロジェクト室) を作成し、プロジェクトリーダーを決めます。総括さんはすべてのプロジェクト室の入退室できる人を決めることができます。リーダーは自分の担当するプロジェクト室のみ出入りすることができるユーザー(従業員)を決めることができます。プロジェクト室のロッカーも開ける人を制限できます。

 

・値段の違い(BIM360君が覚えられるユーザ枠の数です。枠の数の為、会社アカウントから一人抜けると一人追加することができます)

BIM360Docs  年間73.000円  https://www.autodesk.co.jp/bim-360/pricing/

BIM360Design  年間158,400円 

https://www.autodesk.co.jp/products/bim-360-design/subscribe?plc=COLLRP&term=1-YEAR&support=ADVANCED&quantity=1/

 

まとめ

・BIM360はデータのやり取りに便利です

・一つのファイルをみんなで使うことで情報の行き違いを防ぎます

・Autodesk製品と相性が良くストレスなく使えます。