図面の方向1 真北
図面といいますか、ビューの向きを司る要素は3つあります
1、東西南北
2,プロジェクトの向き:日本語ではプロジェクトの上を[プロジェクトの北]と称します
3,ビューの向き
それぞれどういうことか紹介していきます
まず、現在のビューの上方向がプロジェクトの向きで表示されているか、東西南北で表示されているか判断する場所ですが、ビューのプロパティの向きで判断します。また、プルダウンで[プロジェクトの北]と[真北]を入れ替えることができます。
ビューの向きはパラメータで判断することはできません。図面を見て自分で判断する必要があります。
では、それぞれのパラメータの設定について説明します。
まず、[プロジェクトの北]は基本的に固定させます。
プロジェクトの北に沿って通り芯を配置していきます。
[真北]はプロジェクト毎に違うと思いますので手動で調整する必要があります。
真北がプロジェクトの北に対して9時側に11°、X軸が真北に対して9時方向に45°
傾いているプロジェクトを用意しました。緑の線がプロジェクトの北を示します。
まず、平面図ビューのプロパティの[向き]を[真北]に変更します。その状態で
[管理タブ]>[プロジェクトの位置]>[位置]▼[真北を回転]をクリックします
角度を数値的に入力するか、普通の回転操作のように回転させますが、
ここで注意するのは回転させるのはビューの方位だということです。
9時方向に11°寝てしまっている真北方向を垂直に起こします。
よってこの場合は方位記号の芯を回転中心に指定する→方位記号のN頂点をグリップする→垂直方向に回す この操作で真北方向を調整することができます。
ビューで真北方向を上にすることができるようになりました。
ただし、真北を動かすと測量点とプロジェクト基点がずれます。
プロジェクト基点をプロジェクトの絶対座標[0.0]としておくためには測量点のクリップをつけたまま測量点を移動させます
そうするとプロジェクト基点がプロジェクトの絶対座標と重なります。
今週のまとめ
1,真北を動かすとプロジェクト原点がプロジェクトの絶対座標から動きます
2,プロジェクト基点のほうを動かすとほかのプロジェクトとリンクする際に面倒です。
3、何かを動かすと予期しないところが動くのは実際にそうなので仕方ありません。