Revitの転ばぬ先の杖

Revitでつまづいてしまう前に。中小企業向けのRevitガイドです。

Revitモデルを3Dプリントする

Revitを使って作ったモデルを簡単に3Dプリントする方法を説明します。

 

3Dプリントに出力するには[.stl]という形式に出力する必要があります。

幸いRevitのアドインに最初からこの機能が乗っています。

 

とりあえずファミリでペン立てを作りました。

f:id:NaD:20210607144430p:plain

完成したら[アドインタブ]>[STL Expotter for Revit]を起動します。

f:id:NaD:20210607144521p:plain

[ジェネラルタブ]で単位をミリメートルにして

f:id:NaD:20210607144643p:plain

[Save(出力)]

windowsのデフォルト3Dプリントソフトでファイルが開きます。

f:id:NaD:20210607145024p:plain

単位に問題なければ[OK]とします。

f:id:NaD:20210607145152p:plain


レイアウトを確認すると外法が出てきます。スケールが正しいか確認。OKならプリント

3Dプリンタが手物にないのなら、このファイルを印刷代行かクラフトカフェに持参して印刷します。

 

プロジェクトモデルを印刷したい場合は、プロジェクトを開いて印刷したい範囲の3Dビューを作成

f:id:NaD:20210607145644p:plain

同様に[STL Expotter for Revit]を起動します。

ここで[カテゴリータブ]を開きます

例えば家具は印刷不要な場合は家具のカテゴリのチェックを外します。

 

 

f:id:NaD:20210607145817p:plain

.STLで断面ボックス内のモデルが出力されました

 

では、印刷に向かいましたが、これを出力するには5万円強かかることが判明しました

500㎤程度の物品です。

※Revitでソリッドの容積を知りたい場合は例えばファミリカテゴリを梁や構造柱にすると出ます。

諦めてグラフィックボードの支持材を作成します。10㎤程度です

これなら1200円程度1時間弱で出力可能です

f:id:NaD:20210616092313p:plain

下が出力したものです。秋葉原の3Dプリンタ工作室でABS樹脂で出力しました

f:id:NaD:20210616092518p:plain

 グラフィックボードの下に差し込んでボードを支持しています。強度、寸法問題なしです。

f:id:NaD:20210616092644p:plain

 

まとめ

1.3Dプリンタは万能ではないですが使えます

2.Revitから.STLに出力するのは簡単です

3.Revitがあるならとりあえずやってみよう