Revitの転ばぬ先の杖

Revitでつまづいてしまう前に。中小企業向けのRevitガイドです。

BooT.one設備を使ってみての感想

BooT.one設備がリリースされましたので感想を書いてみます

発展途上とのことで多少の不満はありますが、RevitMEPの基本機能をサポートする使いやすいアドインだと思います。

その中でも特に良かったのが

A.チャンバローダ・制気口ローダ

制気口・ガラリチャンバーを簡単に作成できます。さらにダクトコネクタの高さの微調整が簡単にできます。

B.接続口高さ合わせ

ダクトの高さに合わせて制気口のコネクタ高さを微調整できます

C.干渉検査(カテゴリ別)

例えば配管同士の干渉を確認したいとき、機器と天井の干渉を確認したいとき、このコマンドを使えば干渉位置を自動でチェックしてくれます。干渉位置に[干渉ボックス]というファミリを自動配置してくれるのですが、[干渉ボックス]自体が高さ情報をもっていますので集計表で集計したり場所を探したりすることが簡単にできます。

 

逆に未完成だと思った箇所は

α、干渉不可作成

梁の貫通可能範囲を作成するコマンドですが、梁にふかしがあった場合、ふかしも躯体部分として貫通可能範囲を計算する根拠としてしまいます。

β.[ここの天井高さ]

平面図上でモデル上の天井高さをクリップボードにコピーしてくれるコマンドです。

床がFLより上側にオフセットされている場合、床の高さを天井高さとして拾ってコピーしてしまいます。

今後、さらに使いやすくなっていくことが楽しみです。

 

まとめ

1.RevitMEPのちょっと物足りない部分を補ってくれます

2.活用するにはRevitMEPを覚える必要ありです。

3.BooT.oneが用意してくれたRevitMEPのチュートリアルをやればRevitMEPが身につく!?