Revitの転ばぬ先の杖

Revitでつまづいてしまう前に。中小企業向けのRevitガイドです。

3分でわかるBooT.oneMEP1.1.0 追加機能

BooT.oneMEPの新バージョンが2021年1月29日にリリースされました。

新機能がいくつかありますので紹介していきます。

 

・矢羽の作成ツールがリリースされました

f:id:NaD:20210204150219p:plain     f:id:NaD:20210204150230p:plain

配管・竪ダクトの矢羽記号を作成します。

コマンド起動→まとめたい竪配管を選択→見た目を設定→矢羽記号のY方向位置を指定

上下方向は矢羽Y方向の作成位置で自動設定されます。

f:id:NaD:20210204145803p:plain

これ、自動で作成されるようになったのが嬉しいです。

Revitで図面化の省力化が進んでいます。下の矢羽の記号に線が重なっているのは今後改善されると思いますがずいぶん便利になります。

 

f:id:NaD:20210204150253p:plain   f:id:NaD:20210204150323p:plain


・ダクト・配管のオブジェクト回避機能が付きました。又はスリーブ通過機能が付きました。

ダクト・配管のオブジェクト回避  コマンド起動→配管orダクトを選択→オブジェクトを選択

(設定したクリアランスは上下左右で共有です)

f:id:NaD:20210204150040p:plain

(ファミリの配置基準点から左右に[長さ/2]だけ移動した点に配管を通すコマンドです。配管とファミリの左右方向が平行であることが条件です)

f:id:NaD:20210204150354p:plain

他、ダンパマーカー(フィルタリングした壁とダクトの干渉点にマーカーを配置する)

ドア(その他)マーカー(任意のフィルタリングしたオブジェクトにマーカーを配置する)

スペース操作コマンド(表示/非表示切り替え、ビュー内のスペースをフィルタ選択、配置されていないスペースの削除、スペースの中心をスペースの重心に移動)

が実装されました

 

f:id:NaD:20210204150711p:plain  f:id:NaD:20210204150721p:plain  f:id:NaD:20210204150801p:plain

どんどん実用性が増してきている感じです

 

まとめ

1.矢羽作成コマンド追加

2.配管・ダクトのモデリングの自動調整追加

3.ダンパマーカーが地味に便利かもしれません。